インターネットが遅く感じる場合の改善方法
ページを開くのに時間がかかる、動画が止まってしまうなど、インターネットの速度が遅いと感じる場合の切り分け方法をご案内いたします。
実際の通信速度を測定する
「スピードテストサイト」で速度測定を行ってください。速度測定は時間を空けて複数回実施すると、より正確な情報が得られます。
測定した時間、配線、測定結果はメモしていただきますようお願いいたします。
例)
時間 |
配線 |
測定結果 |
15:20 |
[壁]───[ルーター]──[パソコン1] |
●Mbps |
|
Wi-Fi──[パソコン2] |
●Mbps |
20:40 |
Wi-Fi──[スマートフォン] |
●Mbps |
※複数端末をご利用の場合、それぞれ測定を行ってください。
Mbpsとは?
インターネットの速度を表すときに使われる単位が「bps(bit per second)」です。
1秒間に何bitのデータを転送することができるのかを表します。
1000bps=1Kbps、1000Kbps=1Mbps、1000Mbps=1Gbpsとなります。
目安としてWEBページの閲覧や標準的な画質の動画視聴の場合、10Mbps以上あれば速度低下を感じることはありません。
4Kなどの高画質動画、オンラインゲームなどになると20Mbps〜の速度が必要なものもあります。
1
遅いと感じる時間帯を含め、時間を空けて何度か測定します。
- 実際の測定速度が遅い場合
- 2
- 実際の測定速度は速い場合
- A
2
通信機器や端末の再起動をお試しください。改善がなければ改めて測定を行います。
1通信機器や端末の電源を切ります。
壁から遠いものから順に電源を切ってください。
例)パソコンルータースイッチングハブ(※)
※スイッチングハブ
マンションによっては、各部屋にLANを分配するためのスイッチングハブが設置されていることがあります。
スイッチングハブが原因であることも多いのですが、ユニットバス天井の点検口など、確認が難しい場所に設置されている場合もあります。
見つからない場合や手が届かず電源が切れない場合は、最後にブレーカーを切ることでスイッチングハブの電源を切ることができます。
※使用中の電子機器など、電源が落ちると困るものがある場合は実施しないでください
2通信機器や端末の電源を入れます。
電源を切った状態で1分以上経過した後、壁に近いものから順に電源を入れてください。
例)スイッチングハブルーターパソコン
- 実際の測定速度が遅い場合
- 3
- 実際の測定速度は速い場合
- A
- 一部の端末のみ速度が遅い場合
- B
3
壁面またはモデムのLANポートと端末を直接つないでお試しください
- 直接つなぐと速度が速い場合
- C
- 直接つないでも速度が遅い、
または有線接続できる端末がない場合
- D
A
WEBサイト側が重くなっている、またはご利用の端末要因の可能性があります
別のサイトへアクセスし、表示速度をご確認ください。特定のサイトのみが重い場合には、サイト側が重くなっている可能性があります。サイト管理者へお問い合わせください。
すべてのサイトで遅い場合には、ご利用端末やブラウザに問題がある可能性があります。使用していないソフトやアプリの終了、ブラウザの設定のリセット、別ブラウザの使用などをお試しください。
改善がない場合、端末メーカーやパソコンサポート業者へご相談をお願いいたします。
B
ご利用の端末など、宅内環境要因の可能性があります
無線接続のみ遅い場合は、無線ルーター要因や電波状況要因の可能性があります。無線ルーターの近く、遮蔽物のない場所で接続をお試しいただき、改善がない場合は無線ルーターメーカーへお問い合わせください。
(壁面Wi-Fiご利用の場合はテクニカルサポートセンターまでお問い合わせをお願いいたします)
有線接続で遅い場合は、予備があればLANケーブルの交換、ルーターのご利用があれば差し込み口の変更、使用していないソフトやアプリの終了などをお試しください。
改善がない場合はパソコンサポート業者へご相談をお願いいたします。
C
ルーターやLANケーブルが原因の可能性があります
壁面またはモデムのLANポートまで速度は出ていますので、配線変更時に取り外したルーターやLANケーブルに原因がある可能性があります。予備のLANケーブルがあれば交換をお試しください。改善がなければルーターメーカーへの相談をお願いいたします。
D
お問い合わせ窓口にお問い合わせください
詳細をお伺いしますので、ご在宅時にお問い合わせいただくとスムーズです。また、メモしていただいた速度測定結果をお手元にご用意のうえご連絡ください。